せどりの流行り廃り

NO IMAGE

せどりは、競取りと書きます。せどりの持つ意味は、本来古物商などの商いを行う人達を繋ぐ、
同業者の間に立って品物を取り次ぐ人を指します。
その際に得られる手数料を目的にした行為を指す場合もあります。
現在では、扱う商品に関わらず、掘り出し物を第三者に販売して利ざやを稼ぐ行為を広く指します。

せどりは規模にもよりますが、古物商の商い証を必要としません。
そんな背景とインターネットの発達によって、サラリーマンや学生の副業として爆発的な人気を博しました。
インターネットのフリマサイトの人気も後押ししています。

せどりは資格も莫大な資金も必要ないため、参入壁が低いのが特徴です。
しかし、多くの商いと同じで、継続的に利益を上げ続けるには、ある程度のコツと忍耐力が必要になります。

誰でも1度くらいは、インターネットのフリマサイトで不用品を販売したことがあるのではないでしょうか。
そこで、自分にとっては不用品でも、意外と良い値段がついたなどの経験から嵌る人が多いようです。
しかし、自分の不用品がたまたま良い値段で売れたという1度や2度の経験や、持ち物を売る行為には限度があります。
目指すところが継続的に利益を上げる行為でしたらなおのことです。

そして、せどりにも流行り廃りがあります。
以前は漫画本や雑誌などが、特に専門知識がなくてもせどり行為を行える対象として、王座に君臨していました。
人気漫画や雑誌の最新刊ならそれなりに需要があったので、知識がなくても誰にでも出品できたのです。
もしくは、人気の漫画を1巻から最新刊までまとめて出品すれば、週末前や、長い連休の前には一定の需要がありました。
そういった本は、忙しくて買い物に行けないサラリーマンや、子育て中で子連れで書店に行くのが難しい主婦層や、近くに書店がないが、
取り寄せまではめんどくさいといったライトな層まで、大変多くの方が利用していました。
しかし、状況は数年前に一転しました。電子書籍の台頭です。
人気漫画や雑誌の最新刊を自宅にいて簡単にダウンロード購入出来るようになったのです。
情報が手に入れば媒体に興味はないというライト層は、より簡単な電子書籍に流れてしまいました。

フリマサイトなどでの雑誌類のせどり行為が全て無くなった訳ではありません。
発行部数の少ない初版本の帯付きなど、一部の紙の雑誌マニアに人気の商品は今でも定価以上で売れることも多々あります。
雑誌におまけが付いた(むしろおまけがメインともいえる)ムック本なども変わらず人気があります。
しかし、これらの商品を手に入れるためには、以前のように簡単にはいかないはずです。
送料などを一律に計算するのが難しいので手間も増えますし、書店などに足蹴く通い、利用するフリマサイトなどで人気商品の傾向を掴んだりと知識も必要になってきます。
元々漫画や雑誌が好きで造詣が深いならともかく、誰でも稼げるという風潮ではなくなりました。

買値より高く売れる商品を安く仕入れるという行為は、簡単ではないということです。
しかしそれが楽しいのがせどりだと思います